新入スタッフの声

 新入スタッフの声 01   山本将平  

 2020年4月に東海大学小児科へ異動してまいりました山本将平と申します。小児科医となり21年目になりますが東海大学小児科で新たな人生の一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。私は小児科医として主に小児がんの子ども達の診療に従事してまいりました。小児がんの治療成績は劇的に改善し、現在では多くの小児がんの子ども達が病気を克服し成長する時代となりました。しかし、その一方で晩期合併症が問題となり、治療終了後も注意深い経過観察が大切です。このように、私は疾患に対する治療だけでなく、成長過程におこる問題への対応なども含め、子どもを全人的に診るトータルケアを実践してきました。東海大学小児科は造血細胞移植などの先進医療をはじめ、小児がん治療の分野で本邦を代表する施設であり、今までの経験を活かして病気の子どもと、そのご家族の目線で心のこもった温かい医療を提供してまいります。
 また、東海大学小児科は地域の一次、二次医療施設と連携し、主に神奈川県西部の高度医療、救急医療、及び高度周産期医療を提供しております。小児がん診療のみならず、近隣の医療機関と連携して一人でも多くの子どもの命を守れるよう、私もチームの一員として全力で診療に取り組みます。
 小児がんの治療成績向上は数多くの基礎研究、臨床研究のもとに達成されたことは言うまでもありません。私は病気の子どもの診療に加え、これまでに基礎研究や臨床研究にも積極的に関わってまいりました。”Bench to Bedside” を実践すべく、東海大学小児科においても引き続きこれらの基礎研究、臨床研究を継続してまいります。
 最後に、これらの診療、研究は一人では決してできません。同じ志を持った仲間と一緒に協力していくことが大切です。4月から東海大学小児科の仲間に入れていただきましたことに感謝し、これからはその一員として一人でも多くの先生が仲間に加わってくれますよう人材育成などの教育にも力を入れていきます。
 子どもの明るい未来を願う “Total Life Care, Tokai” のキャッチフレーズのもと微力ではありますが、診療、研究、教育に全力で取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 2000年3月 昭和大学医学部卒業
  • 2000年5月 昭和大学藤が丘病院 小児科
  • 2004年4月 埼玉県立小児医療センター 血液腫瘍科
  • 2006年4月 昭和大学藤が丘病院 小児科
  • 2010年4月 横浜旭中央総合病院 小児科
  • 2011年4月 東京大学医科学研究所 小児細胞移植科/幹細胞プロセシング分野
  • 2013年4月 Indiana University Department of Anatomy and Cell Biology
  • 2015年4月 昭和大学藤が丘病院 小児科

 新入スタッフの声 02   外山大輔  

 このたび東海大学小児科に講師として赴任致しました。出身大学を卒業後は、母校の大学病院で卒後18年目まで働いて参りました。その間、自分が専門とする小児血液腫瘍学の研鑽を積むべく小児病院での研修を経て、小児血液・がん専門医として長年臨床業務に従事して参りました。本邦における小児がんの年間新規発症者は2000~2500人であり、成人のがんと比較すると罹患者数は格段に少なく、小児がん診療は小児科学の中でも特殊性の強い診療分野とされています。しかしながら疫学的な観点からは、小児がんは内科的疾患として小児の死因の第一位であることは事実です。すなわち、小児がん診療に従事しその発展に寄与できることは、多くの子供の命を助けることに直結すると言っても過言ではありません。また、がんという病気の性質上、治療が終了した後も再発の有無や治療に伴う合併症の有無を確認し適切な追加治療を行っていくために、治療後長期に渡るフォローアップが必要となります。近年は小児がんの治療成績向上に伴い、70~80%の長期寛解が担保されるようになりましたが、一方で抗がん剤治療、放射線治療、造血幹細胞移植に伴う合併症は多岐に渡ることも分かってきています。小児がんの治癒率向上に伴い、その患者さんの治療終了後の成長発達を見届けるべく小児科医の使命は、患者さんが成人年齢になるまで続きます。小児がん治療の対象年齢は、下は0歳から上は思春期・若年成人に及ぶ20歳台から30歳前後までの幅広い年齢の患者さんを対象とし、それぞれの年代の患者さんの人生に関わる医療を提供しなければなりません。その使命は小児科医の力だけで達成することはできず、他の診療科の先生方はもちろん、看護師さん、薬剤師さん、検査技師さんなどコメディカルの方々が小児がん診療に興味を持って関わってくれることで、初めて成り立つ診療分野です。その一方で、小児患者の特殊性が故にかかる人的労力は医療経済的な観点からはデメリットも大きく、必要性を認識しながらも、小児がん診療に対して人材や設備の充実を図れない医療機関があるのも現状です。そのような中にあって、東海大学病院は小児および成人のがん診療に対して人材と設備の充実を図ってきた有数の大学病院です。
 この4月からの赴任でまだ不慣れな部分も多くありますが、少しでも早く新しい環境に順応し、東海大学病院の利点を最大限に生かしながら小児がん診療体制の充実に御協力したいと思いますので、是非宜しくお願い致します。

 新入スタッフの声 03   秋山康介  

 この度、昭和大学藤が丘病院から異動してきました秋山康介です。
 出身は東京都大田区蒲田です。大田区は田園調布や羽田がありますが、大田区の田は蒲田の田です。JR蒲田駅では電車の発着音に蒲田行進曲が使用されていて、蒲田は映画や朝の連ドラの舞台にもなっています。幼少期は気管支喘息で通院をしていましたが、高校ではラグビー、大学では柔道部に所属し心身ともに鍛えられてきました。
 趣味は読書で、北方謙三、黒川博行、柚月裕子、横溝正史が好きです。特に北方謙三の大水滸伝シリーズは全51巻で読みごたえがありますが、様々なことを考えさせられ大好きです。
 初期研修は大学の部活の先輩の勧めで青森県の八戸市立市民病院で行いました。八戸の冬は厳しかったですが、良き指導医・同僚に恵まれ沢山の症例を経験することができました。また、八戸は漁港の町でもあり美味しい魚介や美味しいお酒も堪能することもできました。
 その後、昭和大学藤が丘病院小児科に入局し、小児血液腫瘍を専門に診療を続けていました。
 白血病の治療は日々進歩し新しい治療法が開発され、生存率は向上してきています。
 その一方で、治療による後遺症・合併症で日々の生活に支障を来している患者さんや、治癒を目指すことが困難な患者さんもいます。新しい治療法を取り入れつつ、後遺症や合併症に対する治療や、治癒が困難な患者さんへのケアにもこれまでの経験を活かし、頑張っていきたいと思っています。
 東海大学への異動が決まる前から、東海大学出身の先生方とお仕事をさせて頂いていて、今回の異動は運命というか御縁を感じています。
 この御縁を大切にし、新しい環境に早く慣れ、心機一転、頑張っていきたいと思っていますので皆様よろしくお願いいたします。

  • 大田区立道塚小学校卒
  • 大田区立御園中学校卒
  • 都立小山台高等学校卒
  • 昭和大学医学部卒
  • 八戸市立市民病院 臨床初期研修医
  • 昭和大学藤が丘病院小児科
  • 埼玉県立小児医療センター 血液腫瘍科
  • 昭和大学藤が丘病院小児科
  • 東海大学医学部付属病院小児科 現在に至る

 新入スタッフの声 04   小金澤征也  

 医師11年目の小金澤征也と申します。専門は血液腫瘍性疾患です。高校時代に子供たちを助けたいという思いから小児科医を志しました。医師になりたての時は漠然と小児科一般診療を考えておりましたが、研修医一年目の時に血液内科を研修し、小児がんを専門に志しました。はじめは挫折の毎日で辛い日々が続きました。ただ、退院していく子供たちの笑顔が自分を奮い立たせてくれました。また、先輩や同級生、だんだん学年が進むにつれてかわいい後輩たちが出来、みなに助けられました。医療というものは一人では何もできません。同僚や看護師さんをはじめ、コメディカルなど多くのスタッフとチーム一丸となり医療は行われます。しっかりコミュニケーションをとり、より良い医療を目指したいと思います。また、私が憧れる師匠が“医師は科学者である”といつも言われております。今までは臨床に邁進してきましたが、そういった事も意識しながら日々精進したいと思います。
 4月から東海大学付属病院でお世話になっております。みな優しい先生ばかりとても働きやすいです(まだ皆と飲めていないのが残念ですが)。また、大山を背景に空気がとても新鮮です。一人でも多くの子供たち笑顔のために、一生懸命頑張りたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

 新入スタッフの声 05   金子綾太  

 令和2年度に入局させていただきました、医師8年目の金子綾太と申します。生まれは神奈川県伊勢原市、この東海大学です。その後東京で育ちました。昭和大学医学部を卒業し、7年間昭和大学病院、系列病院で主に一般小児、小児血液腫瘍性疾患に携わってきました。小児血液腫瘍性疾患のなかでも白血病を始めとする、いわゆる小児がんは、日本では年間2,000人~2,500人程度の発生数で、15歳未満でも1万に1人程度の希少疾患です。しかし、4歳以上の子どもの死因の第1位を占める疾患でもあります。そんな稀ですが、小児の命に直結する疾患を治療したいと思い、小児血液腫瘍性疾患を専門にと志しました。またこの分野は日進月歩であり絶えず新しい治療法、新薬が誕生しています。それに追いつけるよう常に研鑽を積み治療に繋げていければと思います。疾患によっては長期にわたって治療が必要となるものも多く、患児だけではなくご家族へも寄り添った医師になることを目指しています。今回生まれ故郷であり、また移植医療分野で定評のある東海大学で働かせて頂けることになったのも不思議な縁を感じています。まだまだ駆け出しではありますが、地域の小児医療、小児血液腫瘍医療に少しでも貢献できるよう精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

 新入スタッフの声 06   藤田祥央  

 卒後11年目となる藤田祥央です。
 東京生まれの千葉育ちで、大学と初期研修を富山で過ごし、その後に神奈川で小児科医としてキャリアを積み、この度東海大学の一員となりました。
 少子化の叫ばれる昨今ですが、神奈川県の小児人口に対する小児科医師数は全国平均を下回っており、小児の診療体制は決して潤沢とは言えない状況であることは皆様もご存じの通りです。まずは地域医療の維持と、今後の小児診療を支える柱となる後進の育成を行いたいと考えています。
 また、私はサブスペシャリティとして血液・腫瘍を専門としております。小児がんは希少疾患ではありますが、どの地域にも存在する疾患です。白血病を中心に長期生存が見込める様になってきてはいますが、それまで健康に過ごしてきた児やご家族に、突然長く辛い治療を強いることになる疾患であることに変わりはありません。
 小児がん診療は、一部の拠点病院のみでまかなえるものではなく、ある程度の地域ごとに必要です。高度医療という側面とともに、地域医療として必要な分野でもあり、地域の小児がん診療を支えるお手伝いをしていきたいと思います。
 また、小児がんは近年急速に新たな治療薬が開発されつつあります。ドラッグラグは昔ほどではありませんが、海外で開発された治療法をそのまま日本に流用してよいのかは慎重に検討する必要があり、更なる治療成績の向上や、治療成績を維持しつつ患児の負担を減らす治療法を模索していきたいと思います。
 一方で、長期生存が見込めるようになったからこそ、サバイバーと呼ばれる長期生存者の再発や晩期合併症といった新たな課題に対応することも求められてきています。これはもはや小児科医だけで完結できるものではありません。地域にあったサバイバーの長期フォローアップの方法を構築し、彼らが安心して過ごしていける地域を作っていきたいと思います。
 「子は宝」と言いますが、子どもが大人となり、大人が子どもを産める環境を守れるよう微力を尽くす所存です。

        

東海大学小児科

〒259-1193
神奈川県伊勢原市下糟屋143
東海大学医学部専門診療学系小児科学

TEL:0463-93-1121(代表)
FAX:0463-94-3426

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