診療内容と対象疾患

●血液腫瘍

 東海大学小児科血液班では、白血病・悪性リンパ腫といった血液系悪性腫瘍を含む小児がん、並びに、再生不良性貧血・溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などの血液疾患の診療を行っています。
 小児期の悪性腫瘍(小児がん)は生命に関わる疾患ですが、近年の治療法の向上により多くの子どもたちが完治し日常の生活へ戻れるようになりました.しかし、治癒するためには長期間の治療を必要とすることが多く、例えば小児がんの約半数を占める白血病・悪性リンパ腫は抗がん剤による治療を数ヶ月~数年にわたっておこないます.また、神経芽腫や横紋筋肉腫といった小児がんも手術だけではなく強力な化学療法を長期間必要とする場合があり、小児外科と共同し治療に当たっています。我々はこういった子どもたちを入院・外来を通じて診療しており、長期入院の患者さんのための院内学級(小学校・中学校)を設置し入院生活を少しでも楽しく過ごせるようにしています。
 一方、小児の血液疾患は、成長過程であるために成人の場合とは異なった疾患や病態があります.良く見られる乳児期や思春期の鉄欠乏性貧血から、非常に稀で難治性の先天性貧血や再生不良性貧血といった疾患まで幅が広く、これらを判断するために必要な専門的な検査を行えるようにしています。

 小児血液班では、従来の方法では完治できない疾患に対して造血幹細胞移植(骨髄移植・臍帯血移植など)を細胞移植再生医学科と連携し行っています。当院では今までに500例を超える小児への幹細胞移植を行っており、その経験を踏まえ、難治性の小児がんだけでなく再生不良性貧血、先天性免疫不全症、先天代謝異常症などに対する造血細胞移植の経験も多く、国内トップレベルの移植施設となっています。

〔こんな症状が見られたら・・・・・〕
血液疾患や小児がんは、初期にはわかりにくいため、
 顔色が悪く、なんとなくだるそう
 ぶつけてもいないのにアザがある
 熱が1週間以上続く
 首などにしこりがあり大きくなっている
などの症状が見られたときには、早めに検査をすることをお勧めいたします。

東海大学小児科

〒259-1193
神奈川県伊勢原市下糟屋143
東海大学医学部専門診療学系小児科学

TEL:0463-93-1121(代表)
FAX:0463-94-3426

  • 小児外来診療マニュアル
  • 研修カリキュラムの新ビジョン